【海外AI活用事例】AIで振り込め詐欺を 阻止するドイツのケース💳

皆さんこんにちは!アイデミーの佐藤です。

近年日本で大きな問題となっている事例として「振り込め詐欺」が挙げられますよね。実は、海外でも類似した詐欺が社会問題化しているのです。

今回取り上げるのはドイツのケースです。ドイツにおける振り込め詐欺と、それに対抗するため立ち上がり成功したスタートアップ企業のAI活用事例についてご紹介いたします。

近年日本で増えているオレオレ詐欺
(フリー素材より)

ドイツで流行っている詐欺事件

ドイツでは、高齢者を対象としたいわゆる「オレオレ詐欺」については日本ほど流行していないものの、「社長詐欺」と呼ばれる詐欺が多く発生しています。

現地では「CEO-Betrug」と呼ばれており、ドイツの経済新聞 “Handelsblatt” によれば、無差別に選択した500企業に調査したところ約40%もの会社が詐欺に見受けられる連絡を受けたことがあるそうです。

手口としては、架空の会社の社長を名乗り会社の経理に連絡を取ってくるという単純なものです。しかし、企業単位の詐欺であるため動く金額が大きく、見過ごせない問題となっています。

この他にも住宅賃貸での詐欺など様々な詐欺が存在しており、解決策が求められています。

詐欺防止に立ち上がったドイツのスタートアップ企業 Fraugster

そこでAIを用いて詐欺問題を解決しようとしているのが、ドイツのスタートアップ フラウグスター社(Fraugster)です。専門アナリストの思考を学習させ詐欺を分析するAIを開発し、そのAIを使うことで約70%もの詐欺行為を事前に防ぐことができるとされています。

この詐欺検出AIは、名前や電子メール、請求先、配送先などの情報の他、IP接続の情報や過去のやりとりの内容などの情報も利用して、カード利用に疑わしい点がないかどうかをリアルタイムで判断してくれます。

大手カード会社でも採用済み 徐々に大きなビジネスへ

フラウグスターの詐欺防止AIは、現在VISAなど大手カード会社に導入されています。2014年に設立された会社ですが、2017年までに150億ドル(1兆7000億円)もの資金の流れをチェックして処理したそうです。

ベンチャーキャピタルEarlybird Digital East Fund社からの500万ドル(約5.5億円)の資金調達にも成功し、大きなビジネスへと成長をとげています。

クレジットカードやオンライン決済は私たちの生活を便利にしてくれましたが、同時に私達が詐欺被害に遭うリスクも広がっています。支払いシステムには様々な要素が絡み合うため、セキュリティを監視するだけでも多数の方法が必要です。

フラウグスターのように詐欺を検出するAIの他、現在では逆に支払い認証が正常になされているか監視するAIも作られ、セキュリティ維持の分野は大きな産業となっています。

今後さらに詐欺の手口が巧妙化するのに伴い、多くの分野で新たなAI活用が求められていくことでしょう。AI × セキュリティという視点でさらなるビジネスを目指せるかもしれませんね!

今回はドイツでのAI活用事例について取り上げました。次回はまた異なる事例についてお伝えできればと思いますので、引き続きAidemy Blogのチェックをよろしくお願いいたします!

最後までご覧くださり、誠にありがとうございました。

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